我が家の百日紅は、自宅を建て替えたときに植えたもので25年になる。私の誕生日が8月でサル年ということもあり、すべすべした樹肌と夏に咲く花がとても気に入っている。同様に 木槿(ムクゲ)や夏椿(シャラ)も樹齢を重ねている。
百日紅は中国原産で、7〜9月に枝の先端にレースのように縮れた花を次々と咲かせ、紅花が100日間咲くと言われることから、百日紅(ヒャクジツコウ)の名が付けられた。また、木の肌が滑らかで猿でもすべることから、猿滑(サルスベリ)という名前が付けられたともいわれる。
花言葉は敬愛・潔白。花びらが風に揺られる様子が、盛んに話をしているよう見えることから、活動・雄弁ともいわれる。無口でおとなしい私とは正反対の花言葉である。
家の中では、ハチの介護とモノの整理に追われるような毎日であるが、早朝或いは日暮れ時に、カミサンと一緒に庭木や花野菜の手入れ、収穫が日課となっている。植物も生き物、手をかければかけるほど応えてくれるので実に楽しい。この季節、水道代も気にせず、水遣りもたっぷりあげている。今年も茄子や胡瓜が沢山とれたし、緑のカーテンを兼ねたゴーヤも食卓を賑わしている。来週末には孫たちが泊まりにやって来る。ささやかではあるが、収穫体験をさせてあげるのが毎夏の恒例となっている。