兼題「凍豆腐」
1月5日に新年の句会が予定されている。兼題は「凍豆腐」(しみどうふ)であるが、なかなかいい句が見つからない。私たちの句会は、持ち寄った句の批評会でもあり、今回は司会進行当番の日である。自分の作品のことよりも、23人46句のスムーズな進行と各人の作品に気をつかう。...
View Article無気力・無感動・無関心
奈良県 壷阪寺 増長天 無気力・無感動・無関心といえば、1970年頃「三無主義」と称し、世の中に対して期待を持てずに、無気力・無関心・無感動となってしまった若者を危惧した言葉と言われる。...
View Articleクリスマスの日
昭和63年に横浜へ戻って以来、毎年のように横浜市戸塚区の聖母の園にあるカトリック原宿教会のクリスマス・ミサに参列させてもらっていた。 しかし、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、12月20日より当面の間、主日のミサは(クリスマスも含め)休止となって行かれなかった。...
View Articleゆるりとした詩
師走の雪が 降りそそぐ肩を寄せ合う 二人連れあまりの寒さに マフラーを二人一緒に 巻き巻きし夜の巷に 消えました師走の風が 吹き荒ぶあまりの強さに たじろいで女は 男に 助けてと男の胸に 飛び込んだ男の腕が 包み込む師走の月が にっこりと夜道を急ぐ 母と子にそっちの道は 暗いぞと光り輝き 道案内月のウサギが 跳びはねた師走のネオンが 引き寄せる年の瀬 足かせ 払いのけ父さん 一杯...
View Articleハチが懐かしい
近所を散歩中にダックスフンドのワンちゃんに出会った。同年輩と思しき飼い主の男性のあとを、よたよた歩く姿は晩年のハチの動きそっくりだった。年齢を聞いたらハチの享年と同じ16歳という。いつまでたってもハチの思い出は脳裏から離れない。...
View Article大晦日
神奈川県二宮町 吾妻山公園 昨日夜から寒波襲来で冷たい風が吹き荒れていた。横浜は雪の予報はないものの、外気の予想最高気温は5℃と今季一番の寒さである。正月三が日も冷え込むらしい。寒くなると血圧高めの私としては体のことが気になるが、いちいち気にしていたら生きていけない。...
View Article謹賀新年
読者の皆さん、あけましておめでとうございます。 新年をお健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は「ハチの家文学館」をご愛読くださり、ありがたく厚く御礼申し上げます。 新型コロナウィルスの感染拡大が収まらず、不安な年明けとなりましたが、少しでも早い収束を祈念してやまないのは衆目の一致するところです。...
View Article初句会
初句会司会進行無事終了 初句会今年占う自信作 老人の声若返る初句会 読む句より目出度さ先に初句会 今日は福祉センターで今年の初句会。当番制の司会進行役として時間通り無事終わりホッとした。皆さんコロナに負けず出席、初句会に相応しい自信作をぶつけてきた。...
View Article後発白内障
昨年10月と11月の2回に分けて、白内障の手術をしたばかりであるが、このところ右眼のピントがちょっとずれてきているような状態が続く。左目が手元を見やすく、右目が遠くを見やすくする人工レンズのため、裸眼では右目がよく見えないと、遠くが見えづらくなるのは困る。とりあえず近視用の眼鏡を調製してあるので支障はないが、年末に注文しておいた遠近両用メガネも、近々出来るのでどんな見え方がするか楽しみにしている。...
View Articleぼやき川柳7
丑年の人の如くに生きようぞ 牛肉の部位知らずして食通かな モーモーと腹を空かして叫ぶ孫 牛乳で食育されてDカップ モー娘食っちゃ寝食っちゃ寝正月 すき焼きを食べて丑年生まれ知り モーだめと食べ放題でギブアップ...
View Article手帳アンケート
朝日新聞Reライフ欄の手帳に関するアンケート結果を読む。 新年の始まりから手帳を書く人が多いと思うが、その手帳の活用方法も人それぞれ。新聞に載っていた事例では、予定だけでなく生活の記録として活用していることに共感を覚えた。...
View Article小正月の日
正月も明けて今日は15日、昔から小正月と言われる日である。小正月には煮た小豆を混ぜて炊いたお粥「小豆粥」を食べる風習があり、.十五日粥とも呼ばれている。小豆のように赤い食べ物は邪気を祓うと信じられていたことから始まったと言われ、小豆粥を無病息災を願って食べる。コロナ禍のいまだからこそ神頼みしておきたい。...
View Articleボクも一緒に散歩だよ
お父さんお母さん、一緒に散歩しよう ボクは天国からひょいと降りてきたよ お家を出て毎日散歩した懐かしい道 坂があって駆け上がったりしたよね しらゆり公園に雪が降り積もって ワンちゃん仲間とじゃれ合って 日が暮れるまでよく遊んだね ボクの友達はみんな天国に来たけれど やっぱりお父さんお母さんと一緒がいい コロナに負けずいつまでも元気でいてね
View Article冬の季語
千両の実をこぼしけり五十年忌 雪椿美し姿うら悲し 手も足も悴(かじか)む朝や花小鉢 ラジオから体操の声冴ゆる朝 身に凍みて羽毛ふとんにもぐり込み テレビのNHK俳句やプレバトに刺激されて、俳句の勉強をしようにもセンスがない私。77歳にもなると五感がますます鈍化してくる。外気に触れて自然の営みを感じたいが、感染すると高齢者=重症化というコロナが怖い。
View Article仏像と私
山口県 龍蔵寺 愛染明王 あんなに夢中でお寺巡りをして来たのに、コロナ禍で仏像ともご無沙汰している。鎌倉が近いのでカメラ片手に出かけたいと思うがコロナウイルス感染が怖い。近頃はテレビの仏像関連の番組を録画してみることが多く、19日に再放送された「NHKハイビジョンスペシャル 海を渡った600体の神仏...
View Article観梅
観梅やコロナ禍忘れ収束待つ 観梅や熱海来宮厄払い 観梅のマスクの声にふり返り 紅白の枝一つずつ梅見かな 梅見酒病忘れてしまひけり 観梅や見頃とばかり三密に 季語の「観梅」にはまだ早いが、句会の準備はしておこう。春が待ち遠しい。コロナ禍で外出を控えているいま、鎌倉など観光地の今年の花見はやめておき、もう少ししたら、自宅や公園、民家の庭先に咲く梅見で気分を味わうことにしよう。
View Article寒中の読経
滋賀県 西教寺 薬師如来坐像 1月20日の大寒を過ぎて、まだまだ2月3日までは二十四節気の寒中、関東南部に雪が降るかもと言う天気予報は続く。春が待ち遠しい。 この時期、束の間の時間だからと暖房していない和室で、足腰の冷えを我慢しての朝の読経は辛い。心頭滅却すればと言われるが、高齢の凡人には堪える。...
View Articleまいにち 養老先生 ときどき まる
NHK-BSP同名タイトル再放送をみる。解剖学者養老孟司さんの愛猫まるが、先月21日に亡くなってから約1ケ月、まるは18歳で人間に換算すると90歳ぐらいだった。あぐらをかいたり、養老さんに寄り添ったりして、愛くるしいポーズが大人気だった。...
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