もうすぐ鎌倉円覚寺の紅葉が見られる
平成から令和に元号が変わって半年になるが、台風や記録的大雨が相次ぎ、あちこちで住宅や農産物などへの大きな被害が報道されている。令和元年は凶年か!? 被災者の方々には一日でも早い復旧が叶うことをお祈りしたい。
自然災害は地球温暖化による異常気象が原因の一つとされるが、地震国日本は天変地異に常に曝されている。いつどこでどういう災害が起こるか予測不可能である。
大正12年(1923年)9月1日関東大震災が起こった時、世界的仏教学者鈴木大拙氏は、『自然が人間のやった仕事に対して「意見」を吐いた』という有名な言葉を残している。これは大拙氏が鎌倉の円覚寺山内の正伝庵に住んでいて、その建物も倒壊、氏は危うく難を逃れて庭に飛び出し、見る影もなく崩れた庵を眺めながら発した言葉だそうである。
今日は、沖縄の首里城が深夜の大火災で、正殿をはじめ大切な文化遺産を失い、悲嘆に暮れる沖縄県民の姿がテレビのニュースで映し出された。木造建築の多い城郭、寺社などの歴史的重要文化財は火災にも弱い。個人の住宅でも、油断することなく火の用心。