NHK朝の連ドラ「わろてんか」に続き、「あさいち」を見ながら朝食とコーヒータイムをカミサンと過ごしている。
今朝の「あさいち」プレミアムトークには、小柳ルミ子さんが生出演。小柳さんは1952年(昭和27年)生まれの65歳。歌手、女優として有名であるが、軸がぶれない芯の強さ、素顔の愛らしい一面が垣間見られてよかった。
15歳で宝塚音楽学校に入学、1970年(昭和45年)に宝塚音楽学校を首席で卒業、「夏川るみ」の名で宝塚歌劇団に入団し2ヶ月で退団。母親の影響で歌手デビューを当初から念頭においており、小柳にとって宝塚は歌や演技の鍛錬を積むためだけだったらしい。
幼少期は、娘を歌手にさせたかった母親の期待を受け、日本舞踊、バレエ、ピアノ、習字・歌など8つの習い事に通っていた。歌手としてのデビュー曲「わたしの城下町」は160万枚の大ヒット。「瀬戸の花嫁」などヒット曲も多く、NHK紅白には昭和46年から18年連続出場している。
女優としても大活躍で、白蛇抄(1983年・東映)で主演、第7回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞している。放送中のNHK大河ドラマ「西郷どん」では、藩主島津斉興の側室由羅役の迫真の演技が評判で、私も怖いと感じたほどである。
番組の終わりの方で、元サッカー全日本代表でタレントの武田修宏が、小柳さんとのビデオコメントに出てきたのには驚いた。武田修宏が舌を巻くほど、国内外プロサッカーのゲーム運び、選手に詳しく、サッカーから学んだことをきれいな字でノートに記録していることに感心してしまった。ちなみに武田くんは、私の地元浜松の小中学校当時から、天才サッカー少年として有名で、我が家の息子二人とも彼と同じサッカーチームで一緒だった。
歌番組の小柳ルミ子しか知らないでいたが、他人の意見、評判に惑わされず、自分の責任で決断して前に進む姿勢はすごい。軸がぶれない生き方が、小柳ルミ子という素晴らしい人間の礎になっている。未だに迷い、だらだらしている自分が恥ずかしくなる。