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Channel: ハチの家文学館
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偶にはお笑い番組

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               静岡県富士宮市 白糸の滝

いつも固い番組を見ることが多い私は、年末年始お笑い番組を家族と一緒に見た。知らない芸人が多かったが、偶には笑い転げるのもいいものだと思った。

しかし、正月3日にもなると、元の自分らしくNHKのドキュメント番組などを見始める。「沁みる夜汽車」「街録」など番組表から録画しておいたのを見たが、いろんな家族の生き様を知って感動する自分がいる。

とくに家族の死を乗り越えてゆく姿には、幾つになっても共感するし、今の幸せを実感できるようになったのも、亡き家族が見守ってくれているお陰でもあると信じてやまない。

昭和47年6月、二人の息子を残して27歳で逝った妻のことは、今でも思い出すと涙が滲むことがある。ガンの恐ろしさを知っているはずなのに、ガンのことをすっかり忘れてしまったような年齢になってしまった。

それから83歳で逝った母のことも忘れない。58歳から20年もの間二人の息子(孫)の面倒をみてくれた。父と離婚することはなかったが、長年別居状態であったところへ私たち親子と同居したことで、家族らしい生活が叶ったのかもしれない。

75年も生きていると予期せぬことがたくさんある。どんな場面に出会っても「したたかに生きる」ことが大切であり、「生かされている」という感謝の気持ちを忘れてはならない。


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